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QE速報:7-9月期の実質GDPは前期比0.5%(年率1.9%)~減速は一時的の公算
経済研究部 経済調査部長 斎藤 太郎
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- 2013年7-9月期の実質GDP成長率は、前期比0.5%(前期比年率1.9%)となった(当研究所予測10月31日:前期比0.4%、年率1.8%)。4四半期連続のプラス成長だが、輸出が減少し外需が成長率の押し下げ要因となったことを主因として1-3月期(年率4.3%)、4-6月期(年率3.8%)からは伸びが大きく低下した。
- 国内需要は総じて堅調だったが、2013年前半の高成長の主役となっていた民間消費は物価上昇に伴う実質所得低下の影響もあり、前期比0.1%と4-6月期の同0.6%から伸びが大きく鈍化した。また、企業収益の好調にもかかわらず設備投資は前期比0.2%の低い伸びにとどまった。一方、消費税率引き上げ前の駆け込み需要から住宅投資が前期比2.7%、2012年度補正予算の執行本格化から公的固定資本形成が前期比6.5%の高い伸びとなった。
- 2013年7-9月期は年率4%程度の高成長となった2013年前半からは大きく減速したが、1%以下とされる潜在成長率を上回る伸びを確保しており、景気は堅調を維持している。
- 先行きについては、輸出が景気の牽引役となることは期待できないものの、消費税率引き上げ前の駆け込み需要により2013年度末にかけて個人消費の伸びが大きく高まることを主因として、成長ペースは再加速する可能性が高い。現時点では2013年10-12月期は前期比年率3%程度、2014年1-3月期は同4%台半ばの成長率を予想している。
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