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シニア層の建て替え増加が意味すること - 2012年における戸建注文住宅の動向
社会研究部 都市政策調査室長・ジェロントロジー推進室兼任 塩澤 誠一郎
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■要旨
昨年のレポートで予測したとおり2012年も「建て替え」が増加した。加えて、世帯主の平均年齢が高くなった。それには60歳以上の増加があり、60歳以上の新築方法では建て替えが7割以上を占めている。
建て替え層の多くが、従前住宅の古さに加えて、耐震性の低さを動機に建て替えている。東日本大震災によって、住まいの耐震性に関心が高まったことが影響していると言える。特に、これまで建て替えの割合が低かった、東京圏以外の地域において、建て替えを強く促す影響を与えたことが調査結果から見えてくる。
建て替えにおいて認定長期優良住宅が6割以上を占める割合で推移している。個人の建て替えが、100年もの長期にわたって使用に耐える、社会資産の形成に寄与しているのである。震災をきっかけにしたシニア層による建て替えの増加は、耐震性能に劣る住宅の更新にとどまらない重要な意味を持つのである。
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03-3512-1814
(2013年10月16日「基礎研レポート」)
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