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■要旨
イールドカーブの形状(フォワードレート)を観測することで、市場参加者が考えている将来の金利動向を観測することができる。各国(日米独英)の金融政策と絡めながら、各国中央銀行の利上げ時期について分析した。その結果、日本では「量的・質的金融緩和」がなされているが、市場参加者はインフレ率2%の実現には懐疑的であることがうかがえた。米国では直近ではフォワードレートが示す金利上昇時期が早まり、量的金融緩和の早期終了懸念と整合的であった。欧州では時間軸政策にもかかわらず、金利の上昇時期が早まっていることが観測された。
(2013年07月26日「基礎研レター」)
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