- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 情報サービス業における派遣・請負現場からの問題提起-特定労働者派遣事業に関する今後の議論に向けて
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
請負と派遣の区分規制のもと、情報サービス業で多くの企業が「請負」から「特定労働者派遣事業」へと移行していった。しかしながら、情報サービス業の現場では、複数の企業の社員が協働して業務を遂行するケースが少なくない。現在のように、派遣という働き方が、特定の企業(派遣先)の指揮命令を受けて一定の業務の範囲で働くことを前提としている限り、こうした協働形態のすべてを派遣という枠のなかにあてはめることには無理がある。また、情報サービス業の多重請負構造は、二重派遣につながりやすいという構造的な問題もある。
一方で、こうした協働形態による働き方は過重労働につながる懸念も大きいことから、適正な労働者保護を図るための、現実的な規制のあり方を考えていく必要がある。
(2013年07月05日「基礎研マンスリー」)
このレポートの関連カテゴリ
関連レポート
松浦 民恵
松浦 民恵のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2017/04/07 | 「男性の育児休業」で変わる意識と働き方-100%取得推進の事例企業での調査を通じて | 松浦 民恵 | 基礎研マンスリー |
2017/02/20 | 「男性の育児休業」で変わる意識と働き方-100%取得推進の事例企業での調査を通じて | 松浦 民恵 | 基礎研レポート |
2016/12/07 | 「130万円の壁」を巡る誤解-2016年10月からの適用要件拡大の意味を正しく理解する | 松浦 民恵 | 基礎研マンスリー |
2016/11/17 | 再び注目される副業-人事実務からみた課題と方向性 | 松浦 民恵 | 基礎研レポート |
新着記事
-
2025年03月21日
東南アジア経済の見通し~景気は堅調維持、米通商政策が下振れリスクに -
2025年03月21日
勤務間インターバル制度は日本に定着するのか?~労働時間の適正化と「働きたい人が働ける環境」のバランスを考える~ -
2025年03月21日
医療DXの現状 -
2025年03月21日
英国雇用関連統計(25年2月)-給与(中央値)伸び率は5.0%まで低下 -
2025年03月21日
宇宙天気現象に関するリスク-太陽フレアなどのピークに入っている今日この頃
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
【情報サービス業における派遣・請負現場からの問題提起-特定労働者派遣事業に関する今後の議論に向けて】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
情報サービス業における派遣・請負現場からの問題提起-特定労働者派遣事業に関する今後の議論に向けてのレポート Topへ