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景気ウォッチャー調査12年9月~現状判断DI、先行き判断DI共に前月から低下
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■見出し
・現状判断DIは2ヶ月連続の低下
・先行き判断DIは5ヶ月連続の低下
■introduction
10月9日に内閣府から発表された2012年9月の景気ウォッチャー調査によると、景気の現状に対する判断DIは41.2となり、前月を2.4ポイント下回り2ヶ月連続の低下となった。
これは(1)「大型台風が日本列島を襲ったことを受け、商品の販売量が落ち込んでしまったこと」(2)「9月に入ってからも夏日が続いたことで秋物商材の売れ行きが良くなかったこと」(3)「領土問題を巡る中国・韓国との緊迫した情勢に伴い、両国との取引が停滞していること」(4)「世界経済の減速や円高による輸出競争力の低下に伴い、製造業を中心に多くの企業の受注が悪化していること」などが影響していると考えられる。
一方、景気の先行きに対する判断DIは43.5となり、前月を0.1ポイント下回り5ヶ月連続の低下となった。これは(1)「領土問題を巡る中国・韓国との緊迫した情勢に伴い、海外旅行者数の減少が今後も続くことが懸念されること」(2)「エコカー補助金が終了し、復興需要への期待感も薄らいでいる中、中国・韓国との緊迫した情勢が両国との取引に大きな悪影響を及ぼしていること」(3)「世界経済減速に伴う受注減や緊迫した外交情勢により、多くの産業で求人意欲が低下していること」などが影響していると思われる。
2012年9月の調査では現状判断DI、先行き判断DI共に前月を下回った。領土問題を巡る中国・韓国との緊迫した情勢に起因する経済活動への悪影響、消費税引き上げによるマインド低下への懸念、欧州債務問題の不透明感と世界経済の減速に伴う輸出の減少、エコカー補助金終了後の反動減の見通しなどを受け、景気は足踏み状態になっている。
(2012年10月10日「経済・金融フラッシュ」)
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押久保 直也 (おしくぼ なおや)
研究・専門分野
日本経済、財政
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