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高齢者市場のライフスタイル・セグメンテーション

井上 智紀
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■見出し
1――はじめに
2――高齢者市場のライフスタイル・セグメンテーション
3――セグメント別の高齢者市場の特徴
4――結果の総括とインプリケーション
■introduction
1|注目が集まる高齢者市場
2012年は、団塊世代が65歳以上の高齢者の仲間入りを始める年にあたる。狭義の団塊世代は毎年の出生数が250万人を超えた1947年から1949年までの3年間に産まれた世代を指すが、彼らが65歳以上の高齢者の仲間入りしていく2012年から2015年までの3年間は、高齢者人口が毎年200万人以上も増加し、高齢者市場が急拡大することとなる。人口減少社会にあって、このような急速な市場の拡大は、今後しばらくの間他に見込まれるものではなく、当該市場の動向は様々な業界において注目されている。
一方、団塊世代については、かねてよりその人口ボリュームと団塊以前の世代とは異なる価値観やライフスタイルの両面から様々な流行を生み出してきたことが指摘されてきた。今後の高齢者市場においても、従来の高齢者像とは異なるマーケットの創出に期待が集まっているものの、実際にどのように変化していくのかについては、明らかになっているとは言いがたい。
今後の高齢者市場の変化に適切に対応していくためには、現在の高齢者と団塊世代を含む高齢者予備軍のライフスタイルや消費・貯蓄意識など多様な側面から理解を深めていくことが求められる。
2|本稿の目的
本稿では、高齢者市場の動向に対する理解を深めるために、ライフスタイルの面から高齢者市場のセグメンテーションを試みるとともに、個々のセグメントの規模およびそれらの特徴について明らかにすることを目的とする。
分析に用いるデータは、特に断りのない限り、弊社が2011年2~3月に実施した「リタイアメント・マーケット調査 」の個票データを用いる。
(2012年10月09日「ジェロントロジーレポート」)
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