2012年09月24日

米国生保の最新年金事情-新型年金「コンティンジェント年金」(Contingent Deferred Annuity、CDA)の動向を中心にして

小松原 章

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■見出し

1――年金事業が主力の米国生保とその内容
2――新型年金、コンティンジェント年金(CDA)に注目寄せる米国生保
 1|CDAの商品内容と役割
 2|保険監督官等によるCDAの評価・議論

■introduction

保険料規模で世界最大市場である米国生保の2011年の保険料金額は表1のとおり、合計6,339億ドル(1ドル80円換算で50.7兆円、日本は2011年度36.3兆円)となっている(個人契約・団体契約の合計数値)。
米国生保会社の事業種類は通常、生命保険、年金、医療保険に分類されるが、2011年について見ると年金が最大の3,349億ドル(占率52.8%)であり、以下医療保険1,716億ドル(27.1%)、生命保険1,274億ドル(20.1%)となっている。
米国の場合、生命保険会社といっても事実上年金事業会社となっており、こうした傾向はここ10年を見ても大きな変化は見られない。
したがって、米国生保事業の成否は年金事業の動向が最も重要であり、引き続きこの分野での商品開発や販売チャネルの強化が重要であることは明らかである。

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(2012年09月24日「保険・年金フォーカス」)

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小松原 章

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