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2012年06月29日
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- 中国では2012年4-6月期の実質GDP成長率が公表される。輸出・投資・消費の3つの牽引役が揃って鈍化していることから、1-3月期の8.1%増を下回ると予想する。一方、6月の消費者物価は前月より大きく上昇率が低下して2%台前半と予想していることから、追加利下げの観測が高まりそうだ。但し、6月8日に貸出・預金の基準金利を引き下げて間もないことから、7月は預金準備率の引き下げを実施するのではないかと思われる。
- また、韓国と台湾のGDPが公表される。海外経済の低迷によって成長率が鈍化してきた韓国と台湾であるが、半導体需給の改善などから4-6月期の成長率は回復すると予想する。また、インドのWPI上昇率も注目される。インフレ率の高止まりから、中央銀行は前回の金融政策決定会合で政策金利を据え置いた。6月のWPI上昇率も7%前半となり金融緩和の余地は限定的だと予想するが、景気の減速が深刻であること、加工品価格の上昇が限定的であることから、次回の会合では利下げを実施する可能性は高い。
(2012年06月29日「Weekly エコノミスト・レター」)
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