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- 日本150年、中国200年-意外と長い中国の保険の歴史-
■見出し
1|近代保険業の夜明け
2|20年間の空白期間
3|保険業の復活
4|保険市場の再開放
5|今後の成長
■introduction
中国における近代保険業の歴史はおよそ200年と意外に長い。
その歴史を紐解けば1805年、イギリスの東インド会社が開港地の広州に設立した「広州保険会社」(Canton Insurance Society)にまで遡る。日本の近代保険業の始まりを1859年とすると(横浜港で外国保険会社・支店による保険の引受開始)、中国の近代保険業は日本よりも半世紀ほど早くスタートしているのだ。
また、その歩みがその時々の中国の歴史を色濃く反映しているということも特徴の1つと言えよう。 19世紀、列強が中国に進出する中で、貿易において優勢を誇っていたイギリスを中心に保険会社が設立された。特に、アヘン戦争による南京条約締結後、開港された上海、割譲された香港にも拡大しており、現代においてこれらの地域で保険の普及が進んでいることにも納得ができる。1930年代は上海を中心に保険業が最も盛んだった時期で、当時、上海だけでも英・米・加・蘭・日本などの外資系保険会社がおよそ130社、内国系保険会社が30社あまり存在していた。当時、外資系保険会社は中国保険市場において圧倒的なシェアを占めていたのである。
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(2012年05月07日「保険・年金フォーカス」)
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