2011年11月30日

米7-9月期住宅価格~季節的需要期ながら前年比下落は持続

土肥原 晋

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■見出し

・「全米」住宅価格指数は、両指数とも前年比での下落が続く:四半期別、全米指数の動向
・ケース・シラー「20都市指数」は12ヵ月連続の前年比下落:月別ケース・シラー指数の動向

■introduction

ケース・シラー、FHFAの住宅価格指数(四半期、月別)が発表された。7-9月期ケース・シラー全米指数は2四半期ぶりに前期比マイナスとなったが、FHFA指数では18四半期ぶりにプラスに転じた。もっとも、前年比では両指数ともマイナスが続いている。7-9月期は住宅需要期ながら反発力は弱く、下落が弱まる程度の動きに留まった。差し押さえ物件の増加や高水準の在庫が市場を圧迫する構図や貸出し基準の強化が続いているため、住宅価格はなお低迷する動きが続きそうだ。

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土肥原 晋

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