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- 小売業は前年比▲1.2%と2ヵ月続けて悪化~商業販売統計11年9月
■見出し
・小売業は前年比▲1.2%と2ヵ月続けて悪化
・コンビニは、東北を除く7地域で販売額減少
■introduction
10月27日に経済産業省から公表された11年9月の商業販売統計速報によると、小売業販売額は前年比▲1.2%の10兆5710億円と、2ヵ月続けて減少した。季節調整済前月比でも▲1.5%と、2ヵ月連続して減少した。
物価変動の影響を除いた実質値(当研究所試算値)では前年比▲0.9%と2ヵ月連続して減少した。
業種別では、燃料小売業が前年比2.4%となるなど、8業種中4業種で増加したものの、機械器具小売業が、テレビの駆け込み需要やエアコンなどの暑さ対策品が好調に推移し2ヵ月連続で高い伸び(6月:前年比15.0%、7月:同10.0%)となった反動から、8月(前年比▲19.2%)に続き、同▲21.4%と、大幅に減少した。
一方、自動車小売業は、前年比▲0.3%と12ヵ月連続して減少したものの、サプライチェーンの復旧を背景に、4月の同▲37.8%を底に持ち直しの動きを続けている。2010年10月が9月末でのエコカー補助金終了による反動から大きく落ち込んでいることもあり、10月には、1年1ヵ月ぶりに前年比プラスとなることがほぼ確実となっている。
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桑畠 滋
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