- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 欧州経済 >
- 7月ECB政策理事会:25bpの追加利上げ/投機的格付けのポルトガル国債も担保としての受け入れを継続
7月ECB政策理事会:25bpの追加利上げ/投機的格付けのポルトガル国債も担保としての受け入れを継続
経済研究部 研究理事 伊藤 さゆり
このレポートの関連カテゴリ
■見出し
・予告どおり追加利上げへ。投機的格付けでもポルトガル国債の担保としての受け入れを継続
・不確実性は依然高いが景気回復基調は継続、インフレ・リスクは上振れとの判断を維持
・ロールオーバー案の決定は「政府の責任」、ECBの立場は「ノー・デフォルト」
■introduction
欧州中央銀行(ECB)は7日に7月の政策理事会を開催、4月に続く25bpの追加利上げと投機的水準に格下げされたポルトガル国債の担保としての受け入れ継続を決めた。
今後の金融政策については、経済活動の基調はポジティブで、インフレ・リスクは上振れとの判断を維持、「金融政策スタンスは緩和的」との判断を示し、物価の上振れリスクを「とても注意深く監視する」姿勢を示していることから考えて、10~12月期に追加利上げとなる可能性が高いと言えよう。
現在協議中のギリシャ向けの第二次金融支援におけるロールオーバーの内容は「政府の責任」で決定すべきこととした上で、ロールオーバーの結果、格付けがデフォルトに引下げられた場合のギリシャ国債の担保としての取扱いについては明言を避け、特例措置を導入する可能性もあることが示唆された。
このレポートの関連カテゴリ

03-3512-1832
ソーシャルメディア
新着記事
-
2021年03月01日
世界各国の金融政策・市場動向(2021年2月)-株価は中旬までは上昇したが、下旬に調整 -
2021年03月01日
米個人所得・消費支出(21年1月)-追加経済対策の効果で個人所得は前月比で2桁の増加 -
2021年02月26日
2020年のマンション市場と今後の動向-コロナ禍で高まる需要、今マンションは買うべきなのか -
2021年02月26日
コロナ禍における労働市場の動向-失業率の上昇が限定的にとどまる理由 -
2021年02月26日
フィボナッチ数列について(その2)-フィボナッチ数列はどこで使用されたり、どんな場面に現れてくるのか(自然界)-
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2021年01月21日
News Release
-
2020年10月15日
News Release
-
2020年07月09日
News Release
【7月ECB政策理事会:25bpの追加利上げ/投機的格付けのポルトガル国債も担保としての受け入れを継続】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
7月ECB政策理事会:25bpの追加利上げ/投機的格付けのポルトガル国債も担保としての受け入れを継続のレポート Topへ