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- 商業販売統計11年1月~駆け込み需要の反動減続くも、持ち直しの動き
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■見出し
・駆け込み需要の反動減続くも、持ち直しの動き
・大型小売店の販売額は2ヵ月連続して減少
■introduction
2月28日に経済産業省から公表された11年1月の商業販売統計速報によると、小売業販売額は前年比0.1%の11兆1340億円となり、前月の同▲2.1%から微増となった。季節調整済前月比では4.1%の大幅増加となった。
物価変動の影響を除いた実質値(当研究所試算値)では前年比▲0.7%の減少となった。生鮮食品の大幅上昇などを主因に物価(電力・都市ガス・水道を除く財)が前年比プラスで推移していることから、4ヵ月続けて名目の伸びが実質を上回った。
業種別では、自動車小売業が9月で終了したエコカー補助金の反動減の影響から前年比▲19.4%と前月(同▲24.3%)に続き大幅減少となった。機械器具小売業でもエコポイントの付与半減、対象商品減少前の駆け込みに対する反動から前年比▲9.1%と、前月(同▲9.3%)に続いて大幅減少となった。ただし、減少幅はいずれも前月から縮小した。寄与度別では、自動車小売業が▲2.3%、機械器具小売業が▲0.5%小売業販売額を押し下げたものの、ガソリン価格上昇の影響から燃料小売業が1.3%、食料品小売業が1.0%押し上げた。
(2011年02月28日「経済・金融フラッシュ」)
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