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- 商業販売統計10年9月~小売業は前月比▲3.0%と、減速が鮮明に
■見出し
・小売業は前月比▲3.0%と減速が鮮明に
・たばこ値上げ直前の駆け込み需要からコンビニが前年比15.1%と大きく増加
■introduction
10月28日に経済産業省から公表された10年9月の商業販売統計速報によると、小売業販売額は前年比1.2%の10兆6690億円と、9ヵ月続けて増加したが、8月の同4.3%から伸びが大きく鈍化した。季節調整済前月比では▲3.0%と、4ヵ月ぶりに減少した。物価変動の影響を除いた実質値(当研究所試算値)では前年比2.0%と、16ヵ月連続の増加となったものの、増加幅は前月から縮小した。
業種別では、前年比▲2.5%と、08年4月以降減少が続いている各種商品小売業に加え、織物・衣服・身の回り品小売業が同▲2.0%、医薬品、化粧品などのその他小売業が同▲0.9%となり、公表されている7業種中3業種で減少した。一方、増加した業種については、猛暑の影響からエアコンを中心に機械器具小売業が前年比8.3%(8月:同9.9%)と高い伸びを維持したものの、消費回復の牽引役となっていた自動車小売業は、9月7日のエコカー補助金申請受付終了を受けて、それ以降の低迷が響き、前年比1.1%(8月:同17.9%)と低い伸びに留まった。
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桑畠 滋
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