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- 2010・2011年度経済見通し~10年1-3月期GDP2次速報後改定
2010年06月11日
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- 2010年1-3月期の実質GDP(2次速報値)は前期比1.2%(年率5.0%)となった。設備投資、民間在庫は1次速報から下方修正されたが、民間消費、公的固定資本形成の上方修正がそれを打ち消したため、実質GDPの伸びは1次速報値(前期比1.2%、年率4.9%)とほぼ変わらなかった。
- GDP2次速報の結果を受けて、5月に発表した経済見通しの改定を行った。実質GDP成長率は2010年度が3.0%、2011年度が2.1%と予想する。足もとの実績値の修正が小幅だったため、2010年度、2011年度ともに成長率の予測値は変更していない。
- 輸出の増加を起点とした企業部門の改善は家計部門に波及し始めており、こうした動きは2010年度に入っても継続することが見込まれる。
- 2010年度後半にはエコカー補助、エコポイント制度終了後の反動減から個人消費が弱含むため、景気はいったん減速するが、輸出の下支えが続く中、設備投資の回復が明確となるため、景気腰折れは回避される可能性が高い。
(2010年06月11日「Weekly エコノミスト・レター」)
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経歴
- ・ 1992年:日本生命保険相互会社
・ 1996年:ニッセイ基礎研究所へ
・ 2019年8月より現職
・ 2010年 拓殖大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2012年~ 神奈川大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2018年~ 統計委員会専門委員
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