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QE速報:7-9月期の実質GDPは前期比1.2%(年率4.8%)~国内需要が6四半期ぶりに増加
経済研究部 経済調査部長 斎藤 太郎
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- 2009年7-9月期の実質GDP成長率は、前期比1.2%(年率換算4.8%)と2四半期連続のプラス成長となった(当研究所予測10月30日:前期比0.5%、年率2.1%)。
- 4-6月期に続き輸出が高い伸びとなり成長率を押し上げたが、内需低迷から減少が続いていた輸入が3四半期ぶりに増加に転じたため、外需寄与度は4-6月期の前期比1.5%から同0.4%へと大きく縮小した。
- 一方、政策効果などから民間消費が2四半期連続で増加する中、企業収益の持ち直しに伴い設備投資が6四半期ぶりに増加に転じ、在庫調整の一巡に伴い民間在庫が成長率の押し上げ要因に転じたため、国内需要は6四半期ぶりの増加となった。
- 4-6月期は内需の落ち込みを外需の増加が上回ることによりプラス成長を確保したのに対し、7-9月期は内外需ともに増加しており、内容的にも一歩前進と言える。特に、設備投資の急速な落ち込みに歯止めがかかったことは、輸出の増加が企業部門の改善につながり始めたことを反映したものと捉えることができる。
- 一方、家計部門に関しては、住宅投資は大幅な減少が続いており、民間消費は政策効果などにより増加したものの、所得の伸びを伴っておらず、回復の持続性には疑問が残る。輸出を起点とした企業部門の改善が家計部門に波及するまでには相当の時間を要するだろう。
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