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- 中国GDP発表:7-9月期成長率は8.9%と好調、政府主導の「出口戦略」始動へ
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■ポイント
・中国の7-9月期の実質GDP成長率は前年同期比8.9%増となり、今年1-3月期の6.1%増を底として2四半期連続の改善となり、順調な景気回復を確認する結果となった。
・GDP寄与度を見ると、純輸出はマイナス寄与が拡大したが、消費・投資のプラス寄与がそれ以上に拡大。外需不振を「政府主導」の内需拡大でカバーする構造に大きな変化はない。
・中国政府は、「回復の基礎は固まっていない」としていた景気判断を「回復傾向が固まった」と上方修正しており、今後は生産過剰の6産業(鉄鋼、セメント、ガラス、石炭化学、太陽光発電用多結晶シリコン、風力発電設備)の生産調整が「政府主導」で始動すると見られる。
・「適度に緩和的な金融政策」の転換は、軋轢が予想される生産調整の後になるだろう。
(2009年10月23日「経済・金融フラッシュ」)
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