- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 中国経済 >
- 中国GDP発表:7-9月期成長率は8.9%と好調、政府主導の「出口戦略」始動へ
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■ポイント
・中国の7-9月期の実質GDP成長率は前年同期比8.9%増となり、今年1-3月期の6.1%増を底として2四半期連続の改善となり、順調な景気回復を確認する結果となった。
・GDP寄与度を見ると、純輸出はマイナス寄与が拡大したが、消費・投資のプラス寄与がそれ以上に拡大。外需不振を「政府主導」の内需拡大でカバーする構造に大きな変化はない。
・中国政府は、「回復の基礎は固まっていない」としていた景気判断を「回復傾向が固まった」と上方修正しており、今後は生産過剰の6産業(鉄鋼、セメント、ガラス、石炭化学、太陽光発電用多結晶シリコン、風力発電設備)の生産調整が「政府主導」で始動すると見られる。
・「適度に緩和的な金融政策」の転換は、軋轢が予想される生産調整の後になるだろう。
(2009年10月23日「経済・金融フラッシュ」)
このレポートの関連カテゴリ
三尾 幸吉郎
三尾 幸吉郎のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/05/23 | 図表でみる世界の外為レート-世界各地の通貨をランキングすると、日本円はプラザ合意を上回るほどの割安で、人民元はさらに安い | 三尾 幸吉郎 | 基礎研レター |
2025/04/15 | 図表でみる世界の民主主義-日本の民主主義指数は上昇も、世界平均は低下。世界ではいったい何が起きているのか? | 三尾 幸吉郎 | 基礎研レター |
2024/12/16 | 図表でみる世界のGDP-日本が置かれている現状と世界のトレンド | 三尾 幸吉郎 | 基礎研レター |
2024/07/30 | 図表でみる世界の人口ピラミッド | 三尾 幸吉郎 | 基礎研レター |
新着記事
-
2025年05月30日
先行き不透明でも「開示」が選択された~2025年2月および3月の本決算動向~ -
2025年05月30日
日本国民にも日本銀行にも国債を買う義務はない-お金を貸す側の視点から- -
2025年05月30日
高齢者向け「プラチナNISA」への期待と懸念 -
2025年05月30日
自然災害保険の補償内容を理解しているか?(欧州)-保険商品情報文書の充実に向けたEIOPAの報告書 -
2025年05月30日
「名古屋オフィス市場」の現況と見通し(2025年)
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
【中国GDP発表:7-9月期成長率は8.9%と好調、政府主導の「出口戦略」始動へ】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
中国GDP発表:7-9月期成長率は8.9%と好調、政府主導の「出口戦略」始動へのレポート Topへ