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- 商業販売統計09年8月~増加が続く自動車販売
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■見出し
・政策効果から、自動車の回復が顕著に
・弱い動きが続く百貨店、スーパー
■introduction
10月1日に経済産業省から公表された09年8月の商業販売統計速報によると、小売業販売額は前年比▲1.8%の10兆7700億円と、12ヶ月連続の減少となったが、悪化幅は、前月に続いて縮小した。物価変動の影響を除いた実質(当研究所試算値)では、前年比2.5%と、7月(同2.0%)から、0.5%ポイント増加幅を拡大させ、3ヵ月連続の増加となり、金額ベースでの落ち込みは、物価下落の影響を強く受けているものと考えられる。また、季節調整済前月比でも1.0%と2ヵ月続けて増加した。
業種別には、百貨店などの各種商品小売業が前年比▲6.7%(7月:同▲8.4%)、ガソリンスタンドなどの燃料小売業が前年比▲8.6%(7月:同▲7.3%)と、引き続き大幅な悪化が続いているものの、エコカー減税などの政策効果から、自動車小売業が前年比8.3%(7月:同6.3%)と、2ヵ月続けて高い伸びとなった他、織物・衣服・身の回り品小売業が前年比0.5%と増加に転じた。寄与度でみると、自動車小売業が0.8%、各種商品小売業が▲0.7%、燃料小売業が▲0.9%となった。
(2009年10月01日「経済・金融フラッシュ」)
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