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- 2月BOE金融政策委員会:1.0%に利下げ。過去最低水準を更新
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■見出し
・政策金利は1%に
・前回MPC後、第2弾の金融安定化策が公表、金融不安は燻り、財政悪化懸念広がる
・10~12月期のマイナス成長で景気後退が確認、インフレも沈静化
・声明文では厳しい景気認識と信用状態の一段のタイト化を利下げの理由とした説明
・インフレ報告は11日、議事録は18日に公開
■introduction
イングランド銀行は4~5日に金融政策委員会(MPC)を開催、50bpの利下げを決めた。10月の緊急利下げからの累計の利下げ幅は400bpとなり、政策金利は1.0%と過去最低水準を更新した。
前回理事会後、第2弾の金融安定化策が公表されたものの、金融不安は根強く、経済指標は大きく悪化している。声明文では、内外経済・金融情勢に対する厳しい認識を示した上で、「中期的に2%というインフレ目標を下回る大きなリスクが残る」と追加利下げの理由を説明した。
利下げ余地が狭まる中、BOEは第2弾の金融安定化策に盛り込まれた社債、CPなどの資産買い取りファシリティーと合わせて景気の下支えを図ることになろう。
(2009年02月06日「経済・金融フラッシュ」)
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03-3512-1832
- ・ 1987年 日本興業銀行入行
・ 2001年 ニッセイ基礎研究所入社
・ 2023年7月から現職
・ 2015~2024年度 早稲田大学商学学術院非常勤講師
・ 2017年度~ 日本EU学会理事
・ 2017~2024年度 日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
・ 2020~2022年度 日本国際フォーラム「米中覇権競争とインド太平洋地経学」、
「欧州政策パネル」メンバー
・ 2022~2024年度 Discuss Japan編集委員
・ 2022年5月~ ジェトロ情報媒体に対する外部評価委員会委員
・ 2023年11月~ 経済産業省 産業構造審議会 経済産業政策新機軸部会 委員
・ 2024年10月~ 雑誌『外交』編集委員
・ 2025年5月~ 経団連総合政策研究所特任研究主幹
伊藤 さゆりのレポート
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