2008年05月01日

07年度一般会計税収実績：08年３月～補正後の達成は法人税の動向次第に

篠原 哲

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■見出し

・３月末累計の一般会計税収は前年同期比5.9％の増加
・補正予算に対する３月末累計の進捗割合は72.5％

■introduction

５月１日、財務省より2008年３月末の一般会計の税収実績（2007年度分 ）が公表された。３月単月の一般会計の税収は、前年同月比▲2.2％減の2兆5348億円となった。所得税は前年同月比1.6％の増収となったものの、法人税（同▲12.0％）と消費税（同▲9.8％）の減少が足を引っ張った格好だ。
３月末時点の07年度累計税収は38兆1087億円と、前年同期比5.9％の増収となった。項目別では、所得税は定率減税廃止の影響もあり前年同期比15.3％の増収、法人税も同4.5％の増収となっているが、消費税は同▲3.1％と前年同期よりも減少している
2007年度補正予算は52兆5510億円と、前年度決算から7.1％の税収増を見込んでいるが、３月末時点の累計税収の伸び（5.9％増）は、これを下回っている。

(2008年05月01日「経済・金融フラッシュ」)

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