- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 日本経済 >
- 地域経済動向 ~米国向け輸出と地域別生産の関係
2007年10月26日
- 日銀の「10月地域経済報告(さくらレポート)」は、各地域の回復基調は続いているが、地域間の景気回復力には、依然として格差があるとしている。地域ごとの景気判断については、全9地域のうち6地域については、前回(7月時点)の判断が据え置かれたが、北海道、近畿、九州・沖縄については、判断がやや下方修正されている。
- 短観の9月調査では、四国の業況判断DIは前回調査よりも改善し、東北は横ばいとなったものの、残りの地域は前回よりも悪化した。今回調査では、地方圏のみならず、関東、東海、近畿などのいわゆる大都市圏についても、DIは前回から大きく低下しており、全国的に景況感が悪化する傾向が伺える。
- 9月短観では、先行きについても、東海と近畿では、DIの低下が見込まれていることに加え、これらの地域の生産活動は、他地域よりも米国向け輸出との相関が強いという特徴がある。今後、米国経済が失速するようであれば、米国向け輸出の悪化を通じた、東海、近畿の生産活動の鈍化等により、大都市圏の景況感の低迷も長期化する可能性がある。
(2007年10月26日「Weekly エコノミスト・レター」)
このレポートの関連カテゴリ
篠原 哲
研究・専門分野
篠原 哲のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2008/06/20 | 景気はピークを超えたか?~一致CIの要因分解 | 篠原 哲 | Weekly エコノミスト・レター |
2008/06/19 | 経済財政諮問会議(6月17日)~骨太素案、歳出抑制路線の継続を確認 | 篠原 哲 | 経済・金融フラッシュ |
2008/06/10 | 企業の保険料負担は誰のものか? | 篠原 哲 | 研究員の眼 |
2008/06/03 | 07年度一般会計税収実績:08年4月~07年度も暗雲漂う補正後予算の達成 | 篠原 哲 | 経済・金融フラッシュ |
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年10月08日
年金改革議論と選挙日程の関係 -
2024年10月08日
タブー・トレードオフへの対処-環境問題への取り組みには心理学の知見も必要!? -
2024年10月08日
営業職員考~営業職員の成果の源は?~ -
2024年10月08日
Investors Trading Trends in Japanese Stock Market: An Analysis for September -
2024年10月08日
投資部門別売買動向(24年9月)~信託銀行が大幅買い越し~
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
【地域経済動向 ~米国向け輸出と地域別生産の関係】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
地域経済動向 ~米国向け輸出と地域別生産の関係のレポート Topへ