- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 年金 >
- 年金資産運用 >
- 最近の企業年金動向
■目次
1. 年金積立不足の減少
2. オルタナティブ投資への取り組み
3. 投資にあたってのスタンス
■introduction
2005年度の好調な運用環境を背景に、これまで企業財務の重荷となってきた年金積立不足(退職給付債務-年金資産)が減少している。
年金積立不足とは、企業が従業員に将来支給する年金や退職金の見込み額のうち現時点で確保すべき金額である「退職給付債務」から、年金基金などで運用する「年金資産」を差し引いたもので、積立不足がピークとなった2002年度には、一部企業で信用リスク懸念が生じる事態を招いた。しかし、2005年度決算データ(注1)では、積立不足はピーク時の約1/3に、退職給付会計が導入された2000年度から半減、リスクバッファーとなる株主資本に対する比率は1ケタ台に低下している(図表-1)。年金資産が退職給付債務を上回る企業も増加しており、年金積立不足に起因する企業の財務リスクは解消しつつある。
(2006年07月25日「基礎研マンスリー」)
03-3512-1858
- 【職歴】
1993年 日本生命保険相互会社入社
2005年 ニッセイ基礎研究所
2019年4月より現職
【加入団体等】
・一般社団法人不動産証券化協会認定マスター
・日本証券アナリスト協会検定会員
岩佐 浩人のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2024/10/07 | J-REIT市場動向(2024年9月末)~オフィスセクターに光差すも、バリュエーションは依然として割安な水準~ | 岩佐 浩人 | 研究員の眼 |
2024/07/04 | 今年上期のJリート市場は▲4.6%下落。金利動向を睨んで投資家は様子見姿勢を継続~金融政策正常化に伴う金利上昇の影響は第2幕へ | 岩佐 浩人 | 研究員の眼 |
2024/06/07 | 東京オフィス市場は調整局面を脱する。ホテル市場は一段と改善-不動産クォータリー・レビュー2024年第1四半期 | 岩佐 浩人 | 基礎研マンスリー |
2024/05/10 | 東京オフィス市場は調整局面を脱する。ホテル市場は一段と改善-不動産クォータリー・レビュー2024年第1四半期 | 岩佐 浩人 | 不動産投資レポート |
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年10月23日
IMF世界経済見通し-ディスインフレは順調に進むが、下振れリスクも -
2024年10月23日
中国経済:24年7~9月期の評価-小幅減速にとどまるも内需悪化には歯止めがかからず、見かけよりも厳しい状況 -
2024年10月23日
円安再燃、1ドル160円に逆戻りするリスクは?~マーケット・カルテ11月号 -
2024年10月23日
大学卒女性の働き方別生涯賃金の推計(令和5年調査より)-正社員で2人出産・育休・時短で2億円超、男性並で3億円超 -
2024年10月23日
目玉焼きは英語でサニーサイドアップ、とは限らない-意図や習慣を踏まえた訳語の選択-
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
【最近の企業年金動向】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
最近の企業年金動向のレポート Topへ