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日本の退職給付会計基準は、数理上の差異の遅延認識など、年金資産・債務の変動額を遅延認識することが認められている点では、米国のFAS87と同様、決して時価主義ではない。しかし、財務会計に関する資産負債中心観が一般的になる中、英国のFRS17や新しい国際会計基準IAS19では、時価主義と軌を一にし、数理計算上の差異の即時認識が採用されている。
(2005年08月01日「ニッセイ年金ストラテジー」)
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