- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- >
- 運用手法開発 >
- ついに動き出したTOPIXの浮動株化
■目次
1.浮動株化とは
2. なぜ浮動株化が必要か
3.なぜ、いま検討しているのか
4.東証試案の課題
■introduction
2004年2月、東京証券取引所(以下、東証)はTOPIX(東証株価指数)の浮動株化を検討すると発表した。4月末まで広く意見を求めた上で、6月下旬をメドにとりまとめ、実施は2005年以降を予定している。まず、浮動株について、「実際に市場で売買される可能性の高い株式」、あるいは「上場株式から、大株主などの市場で売買される可能性が低い固定的所有株を除いたもの」と東証は定義している。そして、上場株式に占める浮動株の割合が浮動株比率である。
次に、指数の浮動株化とは何か、TOPIXを例に説明しよう。まず、現行のTOPIXは、東証1部全銘柄の時価総額(=上場株式数×株価)を合計し、これを指数化したものである。株価が同じでも、上場株式数が多い銘柄ほど指数構成ウェイトが大きくなる仕組みだ。一方、TOPIXの浮動株化は、各銘柄の時価総額を「上場株式数×動株比率×株価」で算出する。このため、上場株式数が多くても浮動株比率が低い銘柄は指数構成ウェイトが小さくなる。
このレポートの関連カテゴリ
03-3512-1852
- 【職歴】
1993年 日本生命保険相互会社入社
1999年 (株)ニッセイ基礎研究所へ
2023年より現職
【加入団体等】
・日本ファイナンス学会理事
・日本証券アナリスト協会認定アナリスト
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年03月29日
人的資本経営の実践に資するオフィス戦略の在り方-メインオフィスは人的資本経営実践のためのプラットフォームに -
2024年03月29日
晩年に関する不安~老後とその先の不安には「近居」が“程よい距離感” -
2024年03月29日
急速に導入が進むインドの再生可能エネルギー~2030年の国際公約達成を狙える位置に -
2024年03月29日
身体活動基準2023~座位行動時間、筋トレに関する指針が追加 -
2024年03月29日
鉱工業生産24年2月-不正問題の影響で自動車生産が一段と落ち込む
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
-
2023年04月27日
News Release
【ついに動き出したTOPIXの浮動株化】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
ついに動き出したTOPIXの浮動株化のレポート Topへ