2003年01月25日

欧州の人口減少と労働市場改革

経済研究部 常務理事 伊藤 さゆり

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失業問題と高齢化・人口減少に対応した欧州の労働市場改革の経験は、わが国への示唆と教訓に富む。
現在、欧州諸国はEUレベルの共通政策として改革に取り組み、成果を挙げているが、各国の状況や改善スピードは一様ではない。ワークシェアリングの手法、目的、成果も様々であるが、人口減少への対応と時間配分の自由度拡大による生産性向上のために、わが国でも雇用・就業形態の多様化を促す環境の整備が望まれる。

(2003年01月25日「基礎研マンスリー」)

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経済研究部   常務理事

伊藤 さゆり (いとう さゆり)

研究・専門分野
欧州の政策、国際経済・金融

経歴
  • ・ 1987年 日本興業銀行入行
    ・ 2001年 ニッセイ基礎研究所入社
    ・ 2023年7月から現職

    ・ 2011~2012年度 二松学舎大学非常勤講師
    ・ 2011~2013年度 獨協大学非常勤講師
    ・ 2015年度~ 早稲田大学商学学術院非常勤講師
    ・ 2017年度~ 日本EU学会理事
    ・ 2017年度~ 日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
    ・ 2020~2022年度 日本国際フォーラム「米中覇権競争とインド太平洋地経学」、
               「欧州政策パネル」メンバー
    ・ 2022年度~ Discuss Japan編集委員
    ・ 2023年11月~ ジェトロ情報媒体に対する外部評価委員会委員
    ・ 2023年11月~ 経済産業省 産業構造審議会 経済産業政策新機軸部会 委員

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