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2000年度末の家計金融資産残高が前年度比で減少したのは、資金余剰額が縮小し、キャピタルロスを吸収しきれなかったためである。
家計部門の資金余剰縮小の背景には、リストラに伴って売却した法人部門の土地を家計部門が購入するという実物資産取引の構造変化がある。
従来は農地の商業地転用などで土地の売却超過部門であった家計は購入超過部門へと転じている。
(2001年09月25日「基礎研マンスリー」)
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