- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 公的年金に関するいくつかの考察(報告:東洋大学・駒村康平助教授)
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■見出し
1.はじめに
2.空洞化問題についての考察
3.未納率の計量分析
4.税方式の議論
5.3号被保険者問題についての考察
6.年金が家計の資産選択・保険加入に与える影響
7.社会保険と税(目的税)との違い その他の論点
8.まとめ
■introduction
当年金フォーラムでは、年金民営化をテーマに検討を進めておりますが、第3回は、東洋大学経済学部の駒村助教授を招き、「公的年金に関するいくつかの考察」について、ご講演いただきました。以下は、駒村助教授の講演概要です。
・ 国民年金の空洞化問題については、未納・未加入の理由である制度への不信感を直視することが必要。国民健康保険等との一括徴収も検討に値する。
・ 保険料の徴収の難しさや、3号被保険者問題から、財源論での税方式の主張に結び付けることには疑問がある。財源論は別途正面からの議論が必要。
・ 3号被保険者についても、公平性の観点からは、保険料徴収を検討すべき。
・ 公的年金の存在は、今のところ、家計の資産選択や生命保険の加入行動には、それほど強い影響を与えていない。
・ 公的年金改革を通じた、いわば消極的な民営化・積立方式への移行には賛成であり、あわせて確定拠出制度への税制優遇を、年齢によって変えていくことも考えられる。
(2001年06月12日「その他レポート」)
このレポートの関連カテゴリ
年金フォーラム事務局
年金フォーラム事務局のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2003/07/25 | 年金改革論議の充実を目指して | 年金フォーラム事務局 | 基礎研マンスリー |
2002/10/04 | 退職給付税制改革に関する試論 (報告:臼杵政治委員) | 年金フォーラム事務局 | その他レポート |
2002/06/20 | 国民保険構想 (報告:内閣府経済社会総合研究所 喜多村悦史 総括政策研究官) | 年金フォーラム事務局 | その他レポート |
2002/04/24 | 中高年パネル調査(報告:ニッセイ基礎研究所 社会研究部門 岸田宏司 上席研究員 松浦民恵 副主任研究員) | 年金フォーラム事務局 | その他レポート |
新着記事
-
2025年03月21日
東南アジア経済の見通し~景気は堅調維持、米通商政策が下振れリスクに -
2025年03月21日
勤務間インターバル制度は日本に定着するのか?~労働時間の適正化と「働きたい人が働ける環境」のバランスを考える~ -
2025年03月21日
医療DXの現状 -
2025年03月21日
英国雇用関連統計(25年2月)-給与(中央値)伸び率は5.0%まで低下 -
2025年03月21日
宇宙天気現象に関するリスク-太陽フレアなどのピークに入っている今日この頃
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
【公的年金に関するいくつかの考察(報告:東洋大学・駒村康平助教授)】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
公的年金に関するいくつかの考察(報告:東洋大学・駒村康平助教授)のレポート Topへ