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2000年08月25日
景気は回復基調にあるが、労働力率が低下し、働かない者が増え続けている。
最近の労働力率の低下は、中高年層ではディスカレッジドワーカーの増加、若年層では就業意識の変化の影響を強く受けている。
今後、景気回復に伴う労働力率の上昇により失業率が一時的に上昇する可能性があるが、それは雇用回復の初期段階としてはやむを得ないものである。長期的には労働力人口の減少が確実であり、若年層を中心としてますます稀少となる人的資源を有効活用し、労働生産性を高めることが求められている。
(2000年08月25日「基礎研マンスリー」)
03-3512-1836
経歴
- ・ 1992年:日本生命保険相互会社
・ 1996年:ニッセイ基礎研究所へ
・ 2019年8月より現職
・ 2010年 拓殖大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2012年~ 神奈川大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2018年~ 統計委員会専門委員
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