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- たかが数字、されど数字 ―― 私感
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■見出し
・はじめに
・数字への信頼
・経済統計
・経済予測と経済モデル
・これからの道
・結論
■introduction
我々の身の回りには、数字があふれている。それ故、あらためて数字について考えることはめったにない。そして、これらの数字を不変の定数として拠り所にしながら、混沌の度を深めている我々の生活を取り仕切っている。数字は、野球場、宝くじ、列車時刻表、給与明細書など、至るところに出没する。特に経済学の分野では、数字が広く使われている。また金融市場に数字がつきものであることはいうまでもない。
この小論文では、数字と我々の関係を探ってみたい。数字は、見た目ほど単純なものだろうか。裏には深い意味が隠されているのだろうか。また、コンピューターの普及によって数字の権威は高まっているのだろうか。我々は数字を支配しているのだろうか、それとも数字に支配されているのだろうか。
経済の世界に注目してみよう。ここでは、数字は経済を管理し、神のごとく崇められている。混乱を引き起こすことがあるのも神と同じだ。一国の経済であっても数字のカの影響は免れない。ここでは英国に焦点を合わせるが、数字のあるところなら、どこにでも通用する話である。
数字は、一歩使い方を誤ると非常に危険な存在となる。我々は数字に気をつけるべきであるというのが私の主張である。
(1997年01月01日「調査月報」)
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1997/01/01 | たかが数字、されど数字 ―― 私感 | ジョン・ドウ | 調査月報 |
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