- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 日中高齢化社会対応シンポジウム報告
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■見出し
1.はじめに
2.中国の高齢化と社会保障制度の概観
3.シンポジウムの構成
4.シンポジウム討論の要約
5.おわりに
■はじめに
「21世紀における日中両国の社会発展―高齢化社会をいかに迎えるか―」と題した日中高齢化社会対応シンポジウムは、中国社会科学院日本研究所、日本生命保険板互会社、およびニッセイ基礎研究所の共催により、4月12日、13日の両日、北京の人民大会堂で開催された。この開催時期は、極めてエポックメーキングなものであったと言えよう。なぜなら、このシンポジウムが終了した直後の4月14日に中国政府は中国人口が11億人を突破したことを発表し、人口超大国における高齢化対策の重要性をあらためて多くの人々が認識したこと。そして、もう一つは、同じく直後の4月15日に胡耀邦氏が死去し、それを機に民主化要求を掲げる学生、市民運動が北京、上海等を中心に盛り上がり、やがて天安門事件を経て中国が硬化路線に傾斜していったからである。つまり、このシンポジウムは、中国の民主化運動が頂点近に達した時期に行われた国際シンポジウムであり、内容としても、高齢化対策のための中国経済活性化・自由化が大いに論議されただけに意義深いものがある。ニッセイ基礎研究所はすでに、このシンポジウムの報告書として記念論文集を発刊しているが、報告論文だけで17編にものぼるだけに、今回シンポジウム討論の内容だけを紹介すべく、このレポートを作成した。ただ、討論時閣についても、延べ14時間にわたるだけに、その全容を伝えるには限界があり、その活発な討議の中に、中国の高齢化問題の現状を感じとっていただければ幸いである。
(1989年11月01日「調査月報」)
このレポートの関連カテゴリ
丸茂 恭敬
丸茂 恭敬のレポート
| 日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
|---|---|---|---|
| 1992/04/01 | 新たな高齢者社会参加システムの模索 ―「名老100選」等にみる高齢者の活動ステージづくり ― | 丸茂 恭敬 | 調査月報 |
| 1989/11/01 | 日中高齢化社会対応シンポジウム報告 | 丸茂 恭敬 | 調査月報 |
| 1988/12/01 | アンケート結果にみるビジネスマンの消費生活 -可処分所得と可処分時間の使い方の現状と今後- | 丸茂 恭敬 | 調査月報 |
新着記事
-
2025年11月20日
持続可能なESGを求めて-目標と手段とを取り違えないこと -
2025年11月20日
「ラブブ」とは何だったのか-SNS発の流行から考える“リキッド消費” -
2025年11月19日
1ドル155円を突破、ぶり返す円安の行方~マーケット・カルテ12月号 -
2025年11月19日
年金額改定の本来の意義は実質的な価値の維持-年金額改定の意義と2026年度以降の見通し(1) -
2025年11月19日
日本プロ野球の監督とMLBのマネージャー~訳語が仕事を変えたかもしれない~
お知らせ
-
2025年07月01日
News Release
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
【日中高齢化社会対応シンポジウム報告】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
日中高齢化社会対応シンポジウム報告のレポート Topへ










