- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経営・ビジネス >
- 環境経営・CSR >
- 環境にやさしい交通
■introduction
わが国の都市部では、交通量の増大に伴って慢性的な自動車渋滞が発生し、環境負荷や時間消費の面で大きな社会的損失を生み出している。これに対し、自動車交通を円滑に進めるための道路整備や、自動車利用の需要に働きかけることによって混雑緩和を行う交通需要管理(Transportation Demand Management:TMD)が行われてきている。
これまでにも国外ではフランスのパリ郊外にあるサンカンタン市、ドイツのブレーメン、さらにアメリカ11州でも、市民が電気自動車や低公害車を用いた車両を共有(カーシェアリング)し、地域での渋滞解消や環境負荷の軽減といった一定の効果を上げている。
わが国でも平成11年度より、各地で電気自動車を利用した社会実験が実施されはじめている。そのひとつが神奈川県海老名市でスタートする「エコ・パークアンドライド」である。これは、朝夕の通勤に利用する自動車と、日中の業務に使う自動車を、市民と地元自治体・企業が共有化することで、駅周辺の駐車場の有効利用、自動車の維持管理費の低減化、さらに電気自動車を用いることで排気ガスを回避し環境負荷を軽減するといった試みである(図表-1)。
白石 真澄
研究・専門分野
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年05月17日
マレーシア経済:24年1-3月期の成長率は前年同期比+4.2%~堅調な個人消費と輸出の回復により成長加速 -
2024年05月17日
韓国政府と医療界が医学部の入学定員増案で対立、医療空白が長期化-日本の事例を参考に事態の解決を- -
2024年05月17日
2024・2025年度経済見通し(24年5月) -
2024年05月17日
米住宅着工・許可件数(24年4月)-着工件数は前月から増加も市場予想を下回る -
2024年05月17日
女性の「定年」への意識~「中高年女性会社員の管理職志向とキャリア意識等に関する調査~『一般職』に焦点をあてて~」より(7)
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【環境にやさしい交通】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
環境にやさしい交通のレポート Topへ