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インド経済の見通し~23年度後半は総選挙を控え投資が鈍化、景気減速へ

経済研究部 准主任研究員 斉藤 誠
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- インド経済は2023年7-9月期の成長率が前年同期比+7.6%(4-6月期:同+7.8%)と低下した。
- 7-9月期は農村需要の減退に伴う民間消費の鈍化により成長率が小幅に低下したが、投資と政府支出が加速して7%台後半の高成長軌道を維持する結果となった。
- 先行きは祭事期の活況により消費が持ち直すほか、総選挙を控えた政府消費の拡大が景気を下支えるものの、輸出停滞と農村需要の減退が続く上に、公共投資の前倒しの反動や政治的不透明感により投資が鈍化するため、23年度後半は景気が減速するだろう。成長率は23年度が前年度比+6.7%(22年度:同+7.2%)、24年度が同+6.5%と低下するが、底堅い成長を維持すると予想する。
■目次
・GDP統計の結果:7%台半ばの高成長が持続
・経済概況:投資と政府支出が加速して7%台後半の高成長を持続
・経済見通し:23年度後半は総選挙を控えて投資が鈍化、景気減速へ
(2023年12月05日「基礎研レター」)

03-3512-1780
- 【職歴】
2008年 日本生命保険相互会社入社
2012年 ニッセイ基礎研究所へ
2014年 アジア新興国の経済調査を担当
2018年8月より現職
斉藤 誠のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
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