2021年05月21日

NAICの2020年Annual Report(年次報告書)からの抜粋報告-NAICの問題意識とそれへの対応等-

中村 亮一

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■要旨

NAIC(全米保険監督官協会)は、2021年4月12日に、2020年のAnnual Report(年次報告書)を公表 している。

今回のレポートは、「Stronger and More Resilient」との副題が付けられた、このNAICのAnnual Reportからの抜粋を紹介することで、米国の州監督当局が、各種の具体的な課題に対して、どのような課題意識を持って、どのような対応を行ってきたのか、あるいは今後の見通しとして、これからどのように対応していこうとしているのかを報告する。

なお、こうした課題に関して、NAICは、2021年2月9日に、2021年の規制上の優先事項を公表している。この概要については、保険年金フォーカス「NAICが2021年の規制上の優先事項を公表-問題の所在と現在の取組状況等-」(2021.3.5)で報告しているので、こちらも参考していただきたい。

■目次

1―はじめに
2―NAICの2020年のAnnual Report(年次報告書)の概要
  1|全体像
  2|NAICのCEOとCOOの書簡よりの抜粋
  3|取り上げられているテーマ
3―COVID-19への規制対応
  1|優先事項1:COVID-19への対応の管理が最優先事項となった
  2|消費者保護と安定確保のための迅速な行動
4―人種とダイバーシティ
5―人工知能
6―気候と耐性力
7―災害時の準備とリカバリー
8―介護保険
9―グループ資本の計算
10―将来の見通し
  1|COVID-19の継続的な影響
  2|気候と耐性力
  3|事業中断
  4|介護保険
  5|ビッグデータと人工知能
  6|仮想化された労働力とサービスのトレンドの発展
  7|リスクモデリング
  8|米国/EU及び米国/英国のカバードアグリーメント
  9|NAIC内部DE&Iイニシアティブ
  10|個人情報保護
11―まとめ
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中村 亮一

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