2020年06月19日

米国におけるFASBによる保険契約会計基準の改正-LDTI(長期目標改善)の適用時期がさらに1年延期されて2023年へ-

文字サイズ

■要旨

FASBは、米国における長期保険契約に関するLDTI(Long-Duration Targeted Improvements:長期目標改善)と呼ばれる財務会計基準の見直しについて、新型コロナウイルスの感染拡大等の影響を考慮して、適用時期のさらなる1年延期をして、大規模な保険会社の場合には2023年(小規模な保険会社の場合2025年)から適用されることを提案した。

今回のレポートでは、このLDTIを巡る動向について報告する。

■目次

1―はじめに
2―今回の提案までの経緯
3―LDTIの内容
  1|概要
  2|保険負債の計算方法
  3|公正価値
  4|DAC(繰延新契約費)の償却
  5|開示の充実
  6|概要
4―今回のFASBによるLDTI適用時期の延期の提案
5―まとめ
Xでシェアする Facebookでシェアする

中村 亮一

研究・専門分野

公式SNSアカウント

新着レポートを随時お届け!
日々の情報収集にぜひご活用ください。

週間アクセスランキング

レポート紹介

【米国におけるFASBによる保険契約会計基準の改正-LDTI(長期目標改善)の適用時期がさらに1年延期されて2023年へ-】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

米国におけるFASBによる保険契約会計基準の改正-LDTI(長期目標改善)の適用時期がさらに1年延期されて2023年へ-のレポート Topへ