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「人生100年時代」の暮らし方-どう過ごす?! 定年後の「10万時間」

土堤内 昭雄
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2017年の日本人の平均寿命は男性81.09歳、女性87.26歳。近い将来、「人生100年時代」が訪れるという。百歳高齢者表彰が始まった昭和38年の百歳以上の人はわずか153人だったが、昭和56年に千人、平成10年に1万人、平成24年に5万人を超えた。平成30年9月現在では69,785人にのぼり、女性が全体の約9割を占めている。わが国は急速に「人生100年時代」へ向っているのだ。
このような長寿時代に向けて、長くなった人生を全うするために教育、雇用、社会保障などのあり方が見直されている。年金財源が厳しいなか、われわれは今後、一層長く働き続けることが求められる。平成25年には高年齢者雇用安定法が改正され、厚生年金の支給開始年齢が3年毎に1歳ずつ引き上げられることに伴い、企業は2025年度までに65歳までの継続雇用を義務付けられた。
また、政府の未来投資会議は、希望する高齢者がより長く働けるように企業の継続雇用年齢をさらに65歳から70歳に引き上げる方針を表明している。年金の支給開始年齢の一層の引き上げも検討中だ。今後、雇用が延長された場合、退職後に元気に過ごせる時間が短くなる恐れもあり、「人生100年時代」を本当に楽しむためには、健康増進や体力維持が欠かせなくなるだろう。
■目次
1―3つの寿命
1|平均寿命より健康寿命
2|シニア層の健康志向
3|重要な主観的健康寿命
2―定年後の生活時間
1|「余生」ではなくなった「老後」
2|定年後の「10万時間」
3|「定年」は「退職」ではない
3―定年後の居場所
1|「終活」と「就活」
2|地域社会への「再就職」
3|名刺のない暮らし
4|「老いる力」を鍛える
おわりに~「アイデンティティ」の時代へ
(2018年11月28日「基礎研レポート」)
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