2018年01月09日

EIOPAが2016年SFCR(ソルベンシー財務状況報告書)に関する分析結果を公表

中村 亮一

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■要旨

ソルベンシーII制度の下で2016年に初めて作成・公表されたSFCR(Solvency and Financial Condition Report:ソルベンシー財務状況報告書)については、EIOPA(欧州保険年金監督局)が分析を行っていたが、EIOPAは、2017年12月18日に、(再)保険会社及びグループによるSFCRについての最初の監督上の経験に関する分析結果である「EIOPAの監督声明:ソルベンシーII:ソルベンシー財務状況報告書」を公表した。

今回のレポートでは、この監督声明の内容について報告する。

■目次

1―はじめに
2―今回の監督声明の概要
  1|今回の監督声明の位置付け
  2|SFCRについて
  3|今回の調査分析に対するEIOPAの考え方
  4|今回の監督声明で示された重要な調査結果及び改善領域の概要
3―今回の監督声明で示された重要な調査結果及び改善領域
  1|SFCRの公表状況について
  2|SFCRの要約と言語スタイル
  3|より整合的で目的に適合した「SFCR要約」の必要性
  4|SFCRの文脈における定量的報告書テンプレート(QRTs)
  5|SFCRに基づくリスクとソルベンシーの自己評価(ORSA)に
    関する会社/グループ固有の情報
  6|様々なシナリオやストレスに対するリスク感応度に関するより
    構造化されたより包括的な情報
  7|ソルベンシー目的の評価に使用される基礎、方法及び主な前提に関する情報
  8|適格自己資本に関するさらなる包括的な情報
  9|前年度の報告書との比較情報
4―まとめ
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中村 亮一

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