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2017年04月25日
■要旨
保険料は、3つの予定率(契約時に予定された基礎率)をもとに計算されている。
過去の統計をもとに、性別・年齢別の死亡者数(生存者数)を予測した数値である予定死亡率、契約の締結・保険料の収納・契約の維持管理などの事業運営に必要な諸経費をあらかじめ見込んだ数値である予定事業費率、資産運用による一定の収益をあらかじめ見込んだ保険料の割引率である予定利率である。
このうち予定利率は保険契約者にとってきわめて重要な指標であるが、その開示について、とくに生保会社に義務付けられたルールなどは存在しない。
標準利率引き下げに伴う予定利率の引き下げなどについてのプレス発表の状況を通じて、課題を浮き彫りにしたい。
■目次
1――はじめに
2――予定利率とは
3――予定利率の開示ルールは存在しない
4――各生保会社の保険料率改定や予定利率改定の開示の状況
5――おわりに(私見)
保険料は、3つの予定率(契約時に予定された基礎率)をもとに計算されている。
過去の統計をもとに、性別・年齢別の死亡者数(生存者数)を予測した数値である予定死亡率、契約の締結・保険料の収納・契約の維持管理などの事業運営に必要な諸経費をあらかじめ見込んだ数値である予定事業費率、資産運用による一定の収益をあらかじめ見込んだ保険料の割引率である予定利率である。
このうち予定利率は保険契約者にとってきわめて重要な指標であるが、その開示について、とくに生保会社に義務付けられたルールなどは存在しない。
標準利率引き下げに伴う予定利率の引き下げなどについてのプレス発表の状況を通じて、課題を浮き彫りにしたい。
■目次
1――はじめに
2――予定利率とは
3――予定利率の開示ルールは存在しない
4――各生保会社の保険料率改定や予定利率改定の開示の状況
5――おわりに(私見)
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