- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経営・ビジネス >
- 環境経営・CSR >
- 2015年は人類文明の大転換点 !?~グローバルにビジネスの枠組が変わり始めた~
コラム
2016年02月26日

文字サイズ
- 小
- 中
- 大
「2015年は人類文明の大転換点となった。」 後世の歴史学者は、そう言うかも知れない。なぜなら、18世紀後半の蒸気機関の発明に端を発する産業革命(化石燃料依存文明の始まり)に匹敵する画期的な国際合意が2件、この年に成立したからである。つまり、国連による地球社会の「持続可能な開発目標(SDGs)」の採択とCOP21による「パリ協定」(21世紀後半のCO2排出量実質ゼロ目標)である。
現在、人類はグローバル・ローカルに様々な問題・課題を抱えている。しかし、この数年で、その解決に向けて、社会経済の枠組がグローバルに変わり始めていることも事実である。それは同時に、今後のビジネスの基本的な枠組の構造的変化をも意味する。SDGs とパリ協定を含む、2010年以降のCSR・CSV・ESGにかかわる国内外の主要な動きを一覧したものが下表である。
現在、人類はグローバル・ローカルに様々な問題・課題を抱えている。しかし、この数年で、その解決に向けて、社会経済の枠組がグローバルに変わり始めていることも事実である。それは同時に、今後のビジネスの基本的な枠組の構造的変化をも意味する。SDGs とパリ協定を含む、2010年以降のCSR・CSV・ESGにかかわる国内外の主要な動きを一覧したものが下表である。
これらの動きを俯瞰すれば、次の三つのキーワードに収斂する。すなわち、社会的課題(の解決)、(社会と企業の)持続可能性、そして(長期的な)企業価値。これらは、いずれも21世紀の地球社会をデザインする基本思想となるが、企業も長期戦略の見直しのために、早く気付くべきである。
(2016年02月26日「研究員の眼」)
川村 雅彦
川村 雅彦のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2016/10/21 | ESG投資と統合思考のために-「サステナビリティのメガトレンド」を背景にビジネス・パラダイムの大転換 | 川村 雅彦 | 基礎研レポート |
2016/08/05 | 徒歩帰宅訓練、やってみました!-地上踏査でつくる頭の中の“ ナビゲーション・マップ” | 川村 雅彦 | |
2016/06/10 | 徒歩帰宅訓練、やってみました !~そうか、そうだったのか! 点と点がつながる地上踏査~ | 川村 雅彦 | 研究員の眼 |
2016/04/19 | 「ラストマンになる」という生き方~現代ビジネス版 『言志四録』 ともいうべき語録から~ | 川村 雅彦 | 研究員の眼 |
新着記事
-
2025年05月01日
ユーロ圏GDP(2025年1-3月期)-前期比0.4%に加速 -
2025年04月30日
2025年1-3月期の実質GDP~前期比▲0.2%(年率▲0.9%)を予測~ -
2025年04月30日
「スター・ウォーズ」ファン同士をつなぐ“SWAG”とは-今日もまたエンタメの話でも。(第5話) -
2025年04月30日
米中摩擦に対し、持久戦に備える中国-トランプ関税の打撃に耐えるため、多方面にわたり対策を強化 -
2025年04月30日
米国個人年金販売額は2024年も過去最高を更新-トランプ関税政策で今後の動向は不透明に-
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
【2015年は人類文明の大転換点 !?~グローバルにビジネスの枠組が変わり始めた~】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
2015年は人類文明の大転換点 !?~グローバルにビジネスの枠組が変わり始めた~のレポート Topへ