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中国国内需要の拡大を背景に厚みを増す上海オフィス市場~国際分散投資の観点から無視できない市場に~
増宮 守
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<要旨>
- 上海の中心部は、黄浦江の西側に広がる古くからの中心地である浦西と、東側に広がる90年代から開発の進んだ浦東に分かれる。浦西CBDのオフィスビルでは、アメニティー水準の高さから欧米企業の入居が目立ち、一方、浦東の小陸家嘴は、中国国内の金融機関が集積する超高層ビル街となっている。
- 最近、浦西で需給の悪化からオフィス賃料が下落した一方、浦東では中国国内企業の需要拡大が続き、その結果、上海のトップ賃料が、浦西CBDから浦東の小陸家嘴に移った。
- 上海のオフィス供給は高水準で推移しており、2015、16年にはさらに増加してピークに達する見込みである。中心部での新規供給は限定的なものの、周辺部では、新たなオフィスエリアが形成されるなど、大量の新規供給が見込まれている。
- 上海は不動産投資市場としても拡大しており、グローバル投資家が国際分散投資の観点から無視できない市場になりつつある。
(2015年04月07日「不動産投資レポート」)
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