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電気機器にみる貿易構造の変化―電気機器の輸出減、輸入増が貿易収支縮小の恒常的な要因に―
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■要旨
日本の貿易収支は、リーマンショックにより海外経済が悪化した2008年度に黒字幅が2.1兆円(07年度:10.8兆円)と大幅に縮小した後、10年度に6.6兆円まで改善したが、東日本大震災が発生した11年度に赤字に転落した。その後は赤字幅が拡大し続け、13年度は▲11.5兆円と08年度以降の収支の変化幅は▲22.3兆円となった。
07年度から13年度にかけて、貿易黒字が縮小し、その後赤字に転落したのは機械機器類、特に電気機器(テレビ、パソコン、携帯電話など)の貿易収支悪化によるところが大きい。これは近年、海外生産シフトに伴う逆輸入、新興国の生産技術向上に伴う海外製品の輸入が増加したことによるものである。
足元の為替は、実質実効為替レートでみると、1982年以来の円安水準であるが、企業の海外シフトの傾向は依然強く、海外にシフトした生産拠点を短期的に国内に回帰することは困難である。また、新興国経済の発展を背景に海外で生産した製品輸入の増加が見込まれることからも、貿易赤字が大幅に縮小する可能性は低い。
(2014年09月24日「基礎研レター」)
岡 圭佑
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