- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 外国人の国内ホテル宿泊動向-2013年の年間外国人延べ宿泊者数3千万人超へ
■要旨
日本政府観光局(JNTO)によると、2013年の訪日外国人旅行者数ははじめて1千万人を上回り、1,036万人に達した。外国人旅行者数の増加にあわせて、外国人の延べ宿泊者数も大幅に増加しており、2013年は3千万人を上回ったと考えられる。
2013年第1四半期から第3四半期までに、国内宿泊施設における延べ宿泊者数のうち、外国人は7.2%を占めている。このうち、シティホテルでは外国人宿泊者が21%を占め、特に東京都のシティホテルでは31%、千葉県のシティホテルでは43%に達している。
2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催が決まり、今後、さらに訪日外国人旅行者数と外国人宿泊者数の増加が見込まれる。国内の人口減少が本格化する中で、観光立国の実現と海外からの旅行者数の増加は日本にとって最重要課題のひとつである。
観光立国推進基本計画では2016年までに訪日外国人旅行者数を1,800万人に増加させるという目標がかかげられているが、目標の実現のためにはまだ多くの課題が残されていると考えられる。国際航空便の発着枠数の増加などに加え、現在、外国人の宿泊者数が少ない東北地方における観光振興も重要な課題であろう。
このレポートの関連カテゴリ
竹内 一雅
研究・専門分野
(2014年07月03日「ニッセイ基礎研所報」)
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年04月24日
中国経済の現状と注目点-24年1~3月期は好調な出だしとなるも、勢いが持続するかは疑問 -
2024年04月24日
人手不足とインフレ・賃上げを考える -
2024年04月24日
米国でのiPhone競争法訴訟-司法省等が違法な独占確保につき訴え -
2024年04月23日
他国との再保険の監督に関する留意事項の検討(欧州)-EIOPAの声明 -
2024年04月23日
気候変動-温暖化の情報提示-気候変動問題の科学の専門家は“ドラマが少ない方向に誤る?”
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【外国人の国内ホテル宿泊動向-2013年の年間外国人延べ宿泊者数3千万人超へ】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
外国人の国内ホテル宿泊動向-2013年の年間外国人延べ宿泊者数3千万人超へのレポート Topへ