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東京都区部の若年人口-1970年~2015年に20~24歳人口は63%減
基礎研REPORT(冊子版)11月号

竹内 一雅
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1 東京都の4~6月の有効求人倍率(季節調整値)は2.06(全国平均は1.49)、新規求人倍率(季節調整値)は3.31(同2.23)で、ともに全国で最も高い数値となっている。

若年人口に関しては、外国人の増加も、最近の大きな変化といえる。都区部ではコンビニエンスストアやファーストフード店で多くの若い外国人が勤務しているのを見ることができるが、外国人人口の増加を反映したものといえるだろう。2016年に東京都区部の人口は9万7千人増加したが、このうち33%に相当する3万2千人が外国人だった。特に、20~24歳の年齢層では、人口増加(日本人を含めた総数)の51.5%を外国人が占めており、25~44歳では日本人が▲3万人減の一方、外国人は1万4千人の増加だった[図表3]。
若年層の人口動向は、賃貸住宅需要をはじめ不動産需要に大きな影響を与えている。少子化と人口構造の変化が急速に進む現在、不動産投資や開発などを行う場合にも、東京都区部ならば人口減少の影響は少なく問題ないだろうと考えるのではなく、収益性や価格などに加え、人口・世帯構造の現況や将来見通しなど、統計をはじめとする数値データに基づいた詳細な分析がこれまで以上に必要になっていると思われる。
(2017年11月08日「基礎研マンスリー」)
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