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- 【5月米小売売上高】予想を下回るが、堅調さは持続
【要旨】
結果の概要:予想は下回ったが悲観するほどでもない
6月12日、米国商務省が5月の小売売上高を公表した。結果は前月比+0.3%となり、前月改定値(+0.5%)から低下、市場予想の+0.6%(Bloomberg集計の中央値)も下回った。
ただし、前月分の4月が前月比で+0.1%から+0.5%に上方修正されており、弱い結果とは言えない。消費の基調は強く、3カ月移動平均で見ると、前期比年率+8.9%(前月:同+5.6%)と寒波からの強い反動増も確認できる(詳細はPDFを参照)。
今後、前月比の伸び鈍化が続けば、米国経済への懸念材料となり得る。ただし、その可能性は小さいと見ている。足もとではサービスの消費が伸びており、個人消費の傾向が財からサービスにシフトしただけという可能性もある。小売売上高が伸び悩んだとしても、サービス消費が増え、個人消費全体で見れば、堅調さが維持される期待もあり、消費鈍化を懸念するには時期尚早と言える。
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