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■要旨
現在、我が国の要介護(要支援)認定者数は574万人。うち約6割の人が自宅での暮らしを続けている。どれだけ介護サービスが充実しようと、要介護高齢者の在宅介護を継続していくための鍵は、本人を支える家族介護者が握っていると言えるであろう。在宅介護の困難さや介護者の疲労困憊した様子に焦点を当て、介護施設やレスパイトサービスの不足感を強調したり、要介護者を「託す場所」こそが家族支援の頼みの綱としている論調が多い中、出来る限り在宅介護で踏ん張ろうと必死になっている家族に対して、むしろ、「在宅介護をあきらめない」ことを後押しする支援のあり方についても議論を重ねていく必要がある。
本稿は、兵庫県たつの市でユニークな活動を続けている「たつの男性介護者の会」の取り組みを紹介しつつ、家族介護者の安心感と希望をもたらす、「癒し」や「笑い」、そして、当事者間の交流や地域資源が網の目のようにつながるネットワークづくりの大切さについて考察する。
(2014年01月15日「基礎研レター」)
山梨 恵子
山梨 恵子のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
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