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- 12月ECB政策理事会:インフレ見通しを下方修正、日本型デフレのリスクは否定
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欧州中央銀行(ECB)が5日に12月の政策理事会を開催、大方の予想通り、現状維持を決めた。
同日発表の経済見通しでは、緩やかな景気回復の持続という見方は維持、インフレ見通しは下方修正され、15年までECBが安定的とみなす水準(2%以下でその近辺)を下回る予測が示された。
ドラギ総裁は、日本型のデフレのリスクは否定、追加緩和の選択肢の1つとされるマイナスの預金金利について「簡単に」議論したことを認めたが、量的緩和に関する質問には答えず、長期資金供給については、経済活動に結びつける難しさを強調した。為替相場は目標にしないが、中期的な物価の安定に与える影響は注視するとした。
今回の会見からは、警戒を緩めない姿勢は感じられたが、近い将来の行動を予見させるような緊迫感はなかった。
(2013年12月06日「経済・金融フラッシュ」)
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03-3512-1832
- ・ 1987年 日本興業銀行入行
・ 2001年 ニッセイ基礎研究所入社
・ 2023年7月から現職
・ 2015~2024年度 早稲田大学商学学術院非常勤講師
・ 2017年度~ 日本EU学会理事
・ 2017~2024年度 日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
・ 2020~2022年度 日本国際フォーラム「米中覇権競争とインド太平洋地経学」、
「欧州政策パネル」メンバー
・ 2022~2024年度 Discuss Japan編集委員
・ 2022年5月~ ジェトロ情報媒体に対する外部評価委員会委員
・ 2023年11月~ 経済産業省 産業構造審議会 経済産業政策新機軸部会 委員
・ 2024年10月~ 雑誌『外交』編集委員
・ 2025年5月~ 経団連総合政策研究所特任研究主幹
伊藤 さゆりのレポート
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