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- 一人勝ちのドイツ-強さの秘密、勝者の悩み
2013年11月15日
- 一人勝ちの様相を呈するドイツも、ユーロ導入から2000年代半ばまでは、今とは逆に単一通貨圏内で最もパフォーマンスが悪く、「欧州の病人」という異名をとっていた。
- ドイツ経済が強さを取り戻したのはユーロ導入の効果が大きいと考えられているが、「ハルツ改革」と称する労働市場と税・社会保障制度との一体改革も転機となった。
- ハルツ改革の狙いは、働くインセンティブを高め、労働需要を喚起し、ミスマッチの解消を図ることにあった。
- 改革は、雇用の創出、構造的失業の削減、労働市場の柔軟性の高まりと言う成果を挙げたが、所得格差と不安定就業や低賃金労働の拡大という弊害も伴った。
- 来るべき第三次メルケル政権には、ユーロ圏内では成長と雇用の格差是正とともに、国内における格差の是正への要請が強まっている。競争力の維持と格差是正を両立できるのか、今後の展開が注目される。
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(2013年11月15日「Weekly エコノミスト・レター」)
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