2013年11月05日

最近の人民元と今後の展開(2013年11月号)

三尾 幸吉郎

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○ 10月の人民元は、基準値が米国ドルに対してほぼ横ばいに留まる一方、現物実勢は中国成長率の上ぶれや米国財政協議の混乱を背景に堅調に推移した。世界通貨を見渡すと、堅調に推移した新興国通貨が多かったため、人民元の上昇は特に目立つ存在ではなかった。

○ 今月の人民元(現物実勢)は、米国の長期金利が上昇しにくい一方、景気が好転しCPIが3%を超えた中国の長期金利は下がりにくいことから、堅調な展開を予想する。また、9-11日に開催される中国共産党の第18期3中全会は、元高方向での波乱材料となりやすい。

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