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- 米景気に漂う先行き不透明感~財政問題の短期先送りが重石に
<政府債務上限問題~短期の先送りで決着>
- 10月17日がデッドラインとされていた政府債務の上限問題では、来年2月までの国債発行が可能となり、政府の閉鎖も1月15日までの再開で合意に達した。
- 今回の合意は、デフォルトを避けるために、短期的に問題を先送りした形となっており、上記の期限到来時には、今回同様の事態が再来する可能性が残されている。
<金融政策と景気の概況>
- 次期FRB議長には、イエレン副議長が指名された。現行の金融政策を担ってきた人物の指名であり、来年2月就任後もこれまでの政策スタンスが踏襲されるだろう。
- 景気面では、住宅市場等で長期金利上昇の影響が窺われ、政府閉鎖等の影響が警戒される。財政問題の短期先送りも、先行きの景気に不透明感を漂わせる。こうした状況を考慮すると、10月開催のFOMCでは、現行の金融緩和策が維持されるものと思われる。
(2013年10月18日「Weekly エコノミスト・レター」)
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土肥原 晋
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