- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 米国経済 >
- 米景気に漂う先行き不透明感~財政問題の短期先送りが重石に
2013年10月18日
<政府債務上限問題~短期の先送りで決着>
- 10月17日がデッドラインとされていた政府債務の上限問題では、来年2月までの国債発行が可能となり、政府の閉鎖も1月15日までの再開で合意に達した。
- 今回の合意は、デフォルトを避けるために、短期的に問題を先送りした形となっており、上記の期限到来時には、今回同様の事態が再来する可能性が残されている。
<金融政策と景気の概況>
- 次期FRB議長には、イエレン副議長が指名された。現行の金融政策を担ってきた人物の指名であり、来年2月就任後もこれまでの政策スタンスが踏襲されるだろう。
- 景気面では、住宅市場等で長期金利上昇の影響が窺われ、政府閉鎖等の影響が警戒される。財政問題の短期先送りも、先行きの景気に不透明感を漂わせる。こうした状況を考慮すると、10月開催のFOMCでは、現行の金融緩和策が維持されるものと思われる。
このレポートの関連カテゴリ
土肥原 晋
研究・専門分野
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年04月24日
米国でのiPhone競争法訴訟-司法省等が違法な独占確保につき訴え -
2024年04月23日
他国との再保険の監督に関する留意事項の検討(欧州)-EIOPAの声明 -
2024年04月23日
気候変動-温暖化の情報提示-気候変動問題の科学の専門家は“ドラマが少ない方向に誤る?” -
2024年04月23日
今後お金をかけたいもの・金融資産 -
2024年04月23日
今週のレポート・コラムまとめ【4/16-4/22発行分】
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【米景気に漂う先行き不透明感~財政問題の短期先送りが重石に】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
米景気に漂う先行き不透明感~財政問題の短期先送りが重石にのレポート Topへ