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- 米4月雇用者は16.5万人増と予想を上回り、失業率は7.5%に低下
米労働省発表の4月非農業事業部門の雇用者は前月比16.5万人の増加と市場予想(14万人)を上回った。また、前2ヵ月で計11.4万人の上方改定が行われ、今年1-3月期の月平均は20万人超と堅調さを窺わせた。一方、製造業が横ばい、建設が減少を見せるなど減速の動きも窺われる。
失業率は7.5%と低下(予想は7.6%)、労働人口、雇用者とも増加したが、広義の失業率は13.9%に上昇した。4月雇用統計は、先月の落ち込みから回復の動きを見せるなど、増税(給与税減税の失効、高所得層の増税)や歳出削減にもかかわらず、今の所は景気が底堅さを保っていることを示したと言えよう。ただし、先行きの不透明感は残存しており、そうした懸念が薄らぐまで景気や雇用の回復は緩やかなものとなりそうだ。
(2013年05月07日「経済・金融フラッシュ」)
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土肥原 晋
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