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介護サービスの評価と情報開示のしくみ -地域住民が育てる介護サービス
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山梨 恵子
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■見出し
1――はじめに
2――介護サービス事業者を知るための3つのしくみ
3――情報開示だけでは掴みきれないサービスの質の実態
4――地域がつくるニーズ対応型のサービス
■はじめに
平成23年度の介護保険サービス受給者数は500万人を超えている。5年前に比べると88万人1の増加となるが、それに伴う介護サービス供給量も順調な伸びを見せている。中でも、小規模多機能型居宅介護、特定施設(有料老人ホーム等)、グループホームなどの介護サービスが急増している(図表1)。
一方、サービス供給量の拡大を背景に課題視されているのは、事業者間のサービスの質の格差の問題である。身体拘束や権利擁護などのケアサービスの根幹に関わることから、認知症ケアの専門性やターミナル期の支援力まで、事業者の考え方や対応力は均質なものとは言えない。介護を必要とする人たちは、サービスの質をどのように見極めていけばよいのだろうか。
(2013年03月13日「ジェロントロジーレポート」)
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